ブリッジのある家 孟宗竹林を借景する



          

               

        
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この住まいのデータ 

家族:夫妻、子供3、夫の母   
建設地:横浜市
敷地面積:199.23u    
延床面積:141.08u 
構造:木造2階建
竣工年:1999年

設計監理/野口泰司・和田克子
施工/野口工務店


        
北側に迫る傾斜地の孟宗竹が見事に茂っていました。南側には駐車場が広がり、潤いのある眺望を望めない環境条件下、北側の孟宗竹林の扱いは極めて重要なポイントになると考えました。
旧家屋が採用していた西側からのアプローチではなく、北側の小径より建物から大きくキャンティレバーで持出した木製のブリッジを経て、竹林を分け入るように2階玄関にアプローチする。玄関から1階個室群に下りる階段ホールとそこに設けられた大きなピクチャーウィンドー。それらの計画によって建物へのアプロ一チや、鬱蒼とした竹林を望む居間・食堂にぐっと楽しさが増すことになりました。
全ての床材に厚40o×135oのムクのさわらの厚板、2階壁には粗製プラスター塗り、1階個室群の壁には仕上げ用に特注した12oの分厚い構造用合板を採用し、1、2階の雰囲気を変えると同時に構造的な強度や調湿性に十分な配慮をしています。