土間と薪ストーブのある家			■	戸隠に移住する友人へ
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この住まいのデータ　 家族：夫妻、子供2　　　 建設地：長野県長野市 敷地面積：422.54�u　　　　 延床面積：125.87�u　 構造：木造２階建 竣工年：2000年 設計監理／野口泰司・藤本美子 施工／高森建築所				趣味(合気道)の仲間が、美味しい蕎麦やスキー場で有名な長野県の戸隠に移住することを決意しました。40歳を迎えるのを機に自然を友に毎日を過ごしたいと言うのです。
			■	無農薬野菜の栽培 南側に広がる庭で季節の新鮮な野菜を収穫したいと言う夫妻に、私はすかさず雑誌「SOLAR　CAT」の無農薬自然流野菜栽培家、徳野雅仁氏の連載記事全頁をコピーしてプレゼントすることにしました。
			■	土間 収穫される野菜の仕分けや、近隣との交流の場ともなり、又、戸隠の寒い冬の夜の為に、太陽光を蓄熱してくれる「土間」のある住まいの設計が開始されることになりました。
			■	杉の厚板　柿渋 40ミリの床板、30ミリの野地(屋根下地)板、12ミリの内壁、そして15ミリの外壁。全て杉のムク材をドーンと使って、床は亜麻仁油系塗料、外壁は柿渋で塗り、内部の杉の柱や梁は昔の民家のようにすべてそのままみせます！
			■	一本の移住記念樹 都合で竣工後一年をおいた翌年の春、Ｎ夫妻と子供さん達の新生活は開始されました。 移住記念の落葉樹が一本、住まいの南側、隣地寄りに植えられる予定です。木陰で食事する家族の歓声が聞こえてきます。